おはようございます。
今日からざっと1年前、マレーシアにいた。
大学のゼミを通して、マレーシアの貧困の村に開発支援を。
このブログを通して何度か話して来たけど、
尊い経験、糧として、俺の中で存在し続けている。
マレーシア、サバ州、コタキナバル市、ガヤ島、ロクウライ村。
みなさん聞いた事がないでしょうね。
webで検索かけても、有力な情報は出てこない。
簡単に言うと、
ガヤ島には水上集落があって、
その水上集落には不法移民が住んでいると。
(だが、市から公認というちょっと謎。)
そこの村はゴミで溢れていて、その改善の支援だったり。
そんな感じで活動を、2回して来たと。
想像なんてつかないと思う。
映画でもドラマでもそんなん出てこないから。
おそらくTVでは、放送上の問題でいくつかのフィルターがかけられて、
リアルを見る事ができない。でも俺はリアルを目にして感じて来た。
ゴミの上を裸足で歩いて来た子供が、
『Money、Money』と寄ってたかってくる。
日本でそんな事あるだろうか?
5歳の男の子が、平気でタバコを吸ってる。
中学生くらいの子が、平気でシンナー吸ってる。
『そいつらがバカだ』って言ったらそれまでだし、突き放してほっとくのは簡単。
それでもそうにかしたいって思って現地に足を運んだし、
実際に、明日生きていけるかの世界で生活してる人達を目の当たりにした。
みんな口を揃えて言う。
『今の生活で満足です。幸せです。』
ビックリしちゃったよ。
価値観ってこんなにも違うのかと。
悪く言ってるわけじゃない。
ただ、当たり前って怖いな、慣れって怖いなって。
それは自分の生活の慣れに対してもだし、
彼らがその生活に慣れている事に関しても。
なんて偉そうに語ってるけど、
俺には国際協力の専門的な知識もなければ、人脈も経験もない。
あの時に感じた事を言語化する力も、拡散力もない。
悔しい、自分の中で大事にすることしかできない。
ただ、確かな思いとして、
今後も継続的にこの村と関わっていきたい。
サッカー以外のこんな経験も自分を突き動かす原動力です。
だから走り続けられます。
理由があるって良いですね。
今後もこういう事も沢山発信していければと思います。
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2021.1.31 渡邉 宰